シェアリングエコノミー(共有型経済)

2016/04/27 06:30:00

Kuji_2

アシスタントKさんとサテライトオフィスで地域創生をテーマにした弊社の新たなサービスメニューに関して戦略を練りました。

実は本社、研究室に続き、弊社の三番目の基地として利用させていただくことにしたこのサテライトオフィスは実はコワーキングスペースです。

コワーキング(Coworking)とは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを複数の会社で共有しながら、会社や個人が、同じ場所を共有して仕事を行うスタイルのことを言います。

デスクはフリーアドレスでその日の気分で好きな場所を選んで仕事をすることができます。
食事やミーティングができるフリースペースも充実しています。

実はかなり前からコワーキングスペースのことが気になっていました。
と言うよりはシェアリングエコノミー(共有型経済)そのものがずっと気になっていました。

世界の経済はこれから確実にシェアリングエコノミー(共有型経済)へとパラダイムシフトすると私は考えています。

『人々の消費スタイルが、単独所有から共同利用へと変化しています。それは個々の生活を飛び越え、シェアリングエコノミーとして立ち上がりつつあります。 』

 

これは本年1月15日に設立された一般社団法人シェアリングエコノミー協会のホームページに掲載された冒頭の言葉です。

 

同協会のホームページによると2014年度の国内シェアリングエコノミー市場規模(サービス提供事業者の売上高ベース)は、前年度比134.7%の232億7600万円であり、その勢いは益々加速していると述べています。(データは矢野経済研究所調査)

 

例えば誰も住んでおらず活用されることのない空き家は総住宅数の約15%、約10000戸にのぼり、自動車の利用率は5%程度で年に20日程度しか利用されていないというデータがあるそうです。日本には眠ってしまっている様々な遊休資産があり、 それらをシェアすることで生まれる経済全体がシェアリングエコノミー(共有型経済)だと同協会は説明をしています。

 

先行する海外の代表的な例に世界最大のカーシェアリングサービス、「Zipcar」があります。インターネットやスマホなどを利用して会員同士で、車の貸し借りを可能にするサービスを提供しています。既に1万台の車と40万人以上の会員を有しているそうです。

 

過剰生産・過剰消費社会にまみれて生きてきた人々が、今、そうではないものを本気で模索しているような気がしてなりません。

 

私達はこれから本当に豊かであるということはどういうことなのかを真剣に考え、これからの社会のあり方や、働き方、生き方そのものを見直す時期にあるのかもしれませんね。