「儲けは後からついてくる」
このビジネスの格言は誰もが一度は聞いたことがあると思います。
皆さんはこの格言にどのような印象をお持ちでしょうか?
「その通りだ」
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんし、
「冗談じゃない、そんなことを言っていたら会社は潰れてしまう」
と思われたかもしれません。
しかし、実は「儲けは後からついてくる」という言葉は、
最近のビジネスの世界では以前よりもさらにリアリティを増しています。
さらに言えば「儲けは後からついてくる」のではなく「儲けはあとからしかついてこない」と言い換えた方が良いかもしれません。
「お客さまのために一生懸命に商売していたら儲けはあとからついてくる」というのがこの格言の本来の意味だと思いますが、現在では「お客さまの問題解決のためにすべてを最適化できた会社だけにしか利益はもたらされない」と理解すべきです。
そしてもうひとつ示唆されているのが「儲けが後からついてくるようにしっかりと戦略を立てる」べきだということです。
やみくもに「お客さまのため」だけを考えてビジネスを進めることは、確かにややリスキーです。
なぜか?もしかしたらあなたがお客さまのため!と思ってやっていることが的外れなことかもしれないからです。
また戦略を立てたら今度は、「儲けが後からついてくるようにしっかりと戦術を立てる」こともぜひこれから意識してみてください。
今、多くのオンラインゲームやソフトウェアやアプリなどが無料で配布されています。
もちろんそれだけでは儲かりません。その後に有料版にアップグレードさせたり、オプション購入していただくことでビックビジネスになっているのです。
音楽業界では「楽曲」(CDやDL)はもう売れないと言われています。
儲かるのはその先にある「ライブ」でありライブ会場で販売される「グッズ」だそうです。
楽曲はやがてその先にあるものを売るために完全に無料化する時代が来るかもしれません。
「儲けは後からついてくる2.0」 の世界をどうぞ知恵で勝ち抜いてください。