「マーケティングは他社の強みを捨てることから始まる」(明日香出版社)がフジサンケイビジネスアイ、日経MJに続き、「日本一明るい経済新聞(ビジネス・サクセス・ジャーナル」(産業情報化新聞社)
「リーダーたるもの○○であれ」
リーダー論の本を読むとこう書かれています。その内容に特に反論はありません。むしろその通りと思うことも多くあります。しかし、ほとんどのリーダー論は最後の最後で、決定的なミスを犯しているように思います。
何だと思いますか?
ではここで質問です。
「リーダーたるもの○○であれ、そうすれば部下は必ずついてくる」
この考え方は正しいでしょうか?それとも罠?
この考えはあきらかに罠です。しかもほどんどすべての人がはまっている罠です。
リーダーシップを磨く → 人(部下や社員)が付いてくる
なぜこれが罠なのか?それは目的が誤っているからです。
リーダーシップを磨く → チームとしての目標を達成できる。
本当はこれをめざさなくてはいけないのです。絶対に。
なぜこれが罠なのか?それは人(部下や社員)が従うことが目的化されてしまう危険性が高いからです。
特に経験の浅いリーダーはこんなロジックにはまりがちです。
部下が付いて来る = 部下に好まれる上司
でもこれは大きな罠です。部下に好かれる上司が必ずチームを勝利に導ける訳ではありません。
今、チームを勝利に導くために、部下に対してどのようなアプローチをすべきかを常に考えられるリーダーこそが、本物のリーダーなのです。好まれることを絶対に目的化してはいけません。