「マーケティングは他社の強みを捨てることから始まる」(明日香出版社)がフジサンケイビジネスアイ、日経MJに続き、「日本一明るい経済新聞(ビジネス・サクセス・ジャーナル」(産業情報化新聞社)
なぜかほとんどの人は、興味のない人を振り向かせようと、
全精力を傾けてしまいますよね。
例えばプレゼンテーション。
あなたの話を聞きながらあくびをしている人や、
イライラしている人を発見してしまうと、
なぜか一生懸命、そんな人に向かって語り掛けてしまいませんか?
そんな人を納得させようと四苦八苦するうちに、
プレゼンテーションの内容が、支離滅裂になってしまった経験はないでしょうか?
ではこんなときどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。
「退屈している人、態度の悪い人を視界から外せばいいのです」
不思議なもので何人かの人が集まれば、
その中には絶対にあなたの話を微笑みを浮かべ、
頷きながら聞いてくれる人が必ず1人はいます。
(今度、よく観察してみてください)
「その人にだけ語りかけるつもりで話を進めてみてください」
その人が笑ってくれたときから会議室の空気は一気に変わります。
マーケティングも同じことが言えます。
興味のない人を振り向かせようと必死になってはいませんか?
例えばカタログなどのセールス・ツール。
美しいデザインで目をひいても、所詮、興味のない人は商品を認知
しても購買行動には結び付けるのは至難の業です。
ここでも重要なことは興味のある人に向かってツールを作ることです。
この場合、必要なのは美しいデザインではありません。
元々、この商品に興味のある人が知りたいことを提供するのです。
本当に購入したい人はいくらでも、資料を読んでくれます。
まずあなたは誰に顔を向けてビジネスをすべきかを、
もう一度、考えてみてください。