今日は午前中、アトリエで事務処理をしています。
最近、アトリエにいる時だけですがコーヒーはすべてフレンチプレスで淹れています。
フレンチプレスは写真のような器具で、簡単に言えば挽いた豆を入れて、お湯を注いで3~4分たったらプランジャーを下げてコーヒーを抽出するだけの超簡単な装置です。
プランジャーには金属フィルターが付いているので紙フィルターなどは使用しません。紙フィルターで淹れた時と比べて濁った感じの色に抽出されます。
実は私はコーヒーにこだわりやうんちくがある訳ではありません。
また味が分かる訳でも全然ありません。
でも今、このフレンチプレスで淹れたコーヒーは自分にとても合っているようです。そういうものなのかどうかは分かりませんが、自分的には苦味が少なく、ほのかな甘みやうまみさえも感じることができる美味しいコーヒーが淹れられます。
簡単に言えば単純に自分の好みに合った味のコーヒーだということなのですが。
かつて私はスターバックスコーヒーのヘビーユーザーでした。
自宅で飲む豆はもちろん、会社で飲むインスタントコーヒーさえもスタバのものを購入していました。このフレンチプレスの器具スタバの店員さんに勧めていただき購入したものです。
ところが数年前に突然、スタバの美味しさがまったく分からなくなってしまいました。
もちろん自分的にですが。
最近、ひさしぶりにスタバに行きましたが、あいかわらずだめでした。
店の雰囲気や調度類も、店員さんの卓越した接遇もあいかわらずすばらしいと思いましたが、でもやはり自分的にはもう美味しいコーヒーではありませんでした。
この感覚は実は約20年前に感じたことがあります。
出張先のシアトルで「スターバックスコーヒー」を飲んだ時にも同じように思っていたのです。
「美味しくない」
いずれにしろ自分にはきっと"本物のコーヒーの味"は分からないんだとその時に思いました。
その後、スタバが日本に上陸して、私がいつからかスターバックスのコーヒーが大好きになったのかは分かりませんが、保温できるタンブラーにいつもスタバのコーヒーを入れて持ち歩くくらい好きになっていました。
スタバが掛けた魔法が解けたのか?私の味覚が変化してしまったのか?
答えはありませんね、それは自分の感情なのだから。
とりあえずフレンチプレスコーヒーが美味しくてちょっと幸せな朝です。
スターバックス 2010年10月16日ブログではスタバのヘビーユーザーぶりが分かります。