当然、1個1000円のリンゴを貰いますよね。1個1000円のリンゴは自分で購入するのには受容価格を大幅に超えていて、ちょっと厳しいかもしれませんが、もし、貰えるものなら1個1000円もするリンゴ、一度は食べてみたいものですよね。
でもちょっと待ってください!
この選択は本当に正しいですか?あなたはなぜ1個1000円のリンゴを選択しましたか?ふたつのリンゴに関して、私があなたに開示した情報はたったひとつです。それは・・・・
価格だけ。
あなたはこう考えました。100円のリンゴよりも、1000円のリンゴの方が価値が高いと。
そうです。価格とは価値の単位なのです。
だから低価格で商品を販売するかぎり、あなたの商品の本当の価値を顧客に認知してもらうのは困難になるのです。
「この商品は価値が低いですよ!」と宣言しているのと同じなのです。多くの人はこのことに気付いていません。
本当にいい商品ならなぜ堂々と高く販売しないのだろう?と顧客は考えてしまうのです。
「いやいやユニクロやニトリは高品質低価格の商品で成功しているではないか・・・」とお考えかもしれませんが、彼らは莫大な広告宣伝費を掛けてこう叫んでいるの気づいてください。
「値段は安いですけど、価値は高いんですよ!」と。
価格について一度、真剣に考えてください。1個1000円のリンゴは誰も買ってくれません。でも1個1000円のリンゴは価値があるものだと認識されています。
1円でも高く売れる商品(製品+α)を生みだしてください。価格以上の価値を創造してください。そして1円でも高く商品を販売してみてください。
顧客は怒るでしょうか?いえ、顧客はお金を払うときにこう言ってくれるはずです。
「ごちそうさまです。すごくおいしかったです」
「ありがとうございました。本当にたすかりました」
「すごくよかったです。また絶対に来ます」
「もう手放せません。この商品に出会えて本当によかったです」と。
1円でも高くを志向することで、あなたが出会えるのは、顧客の笑顔です。