新刊「売れない世界で選ばれ続ける「仕組み」を作る方法」ウレセカには実践マーケティングに対するたくさんの考え方を織り込んでいます。
全編物語なので伝えたいことは登場人物たちに語らせていますが、中には設定やストーリー展開の中に隠してしまったものもあります。
後者はネタバレになりますのでまた購読者の方々を対象に解説動画を、実践マーケティングオンラインスクールの中で公開する予定です。
さて本書の企画段階から言語化されていたコンセプトのひとつに「マーケティングには魔法の杖はない。でも時々、奇跡は起きる」があります。
これはまさに実践マーケティングに30年以上も携わってきて辿り着いた真理です。
「魔法の杖を振るだけで売上が何十倍にもなる」
そんな魔法を探していた時期もあります。
そしてそれを見つけたつもりになっていた時期もありました。
でもそれは魔法ではなかった。
マーケティングにおいては魔法のように思える事象であっても本当はシンプルなロジックがあります。
そのひとつがターゲットとコンセプトの整合。
「誰に何を売るのか」
「誰のどのような問題を解決するのか?」
「誰にどのような特別な体験を提供するのか?」
「誰のどのような痛みを解消するのか?」
「誰とどのような価値観を共有するのか?」
このようなターゲットとコンセプトの組み合わせで、
「他社では解決できなかったこと」
「他社では提供できていないこと」
を提供することを誓い、その想いを適正に言語化し、それをターゲット顧客にリーチできる最善の方法で伝える。
時にはいきなり売りつけるのではなく、プロセスを経て信頼関係を構築しながら販売へと結び付けていくこと。
そして何度も安心して購入していただける仕組みを作ること。
これが魔法の正体です。そしてこれは魔法などではないと言うことです。
たとえば言語化、つまりキャッチコピーやボディコピーに魔法の言葉が存在するとしても、やはりそれは「誰に何を」の部分が正しくないと効力はありません。本当に考えるべきことは「誰に何を」なのです。
さて一方で「時々、奇跡は起きる」とはどういうことなのでしょうか?
長くマーケティングをやっていると思いがけない幸運、思いがけない出会い、思いがけない成果を獲得することがあります。思いがけない出来事が起き、一夜にして大逆転、注文の電話が鳴り止まないという場面にも遭遇したことがあります。
そんな時には「まさにこれは奇跡だ!」と思ってしまいます。
そしてこの奇跡のような出来事は時々、起きます。
皆さんはなぜ「マーケティングは時々、奇跡を起こす」のだと思いますか?
この答えはぜひ「売れない世界で選ばれ続ける「仕組み」を作る方法」をお読みいただき一緒に考えてみてください。
『マーケティングにおいて、奇跡のように思える事象のすべては、〇〇なのです』
本書の中でその答えを語らせていただきました。
2024年3月14日から発売予定です。
アマゾンで予約受付しています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4844138030