ブログでも書きましたが、以前にバンド活動をしていたことがあります。名前はザ・プール(THE POOL)。
京成千葉駅の近くのビルの地下1階にあった、ダンシングマザースというライブハウスを拠点に活動をしていました。動員数は100名~120名。そこでギターとボーカルを担当していました。ジャンルはありきたりな分類ですがロックです。
演奏曲の90%はオリジナルで、書いた曲は100曲近くになります。活動期間は約4年間。最期の1年間は就職もせずバイトをしながらバンドを続けていました。その後、バンドは活動停止。そしてその後の私はと言えばギターに触れることも、音楽を聞くこともなくなりました。あの4年間が、自分にとってあまりにも大きな存在で、それを超えることができなかった。それが音楽から遠ざかっていた本当の理由だと思います。
昨夜、十数年ぶりにバンドのメンバーであった箱守さんと再会しました。不思議なことに一瞬で懐かしさは消えました。話していること、そのすべてがとてもリアルでした。
何だか再会したのが老朽化した雑居ビルの4階の小さなスタジオではなく、夜景のきれいな場所で、しかも酒を酌み交わしていることの方が間違っているようにすら感じました(笑)
彼と話をしながらも、彼の吹いていたサックスの旋律がずっと頭の中で鳴り響いていました。「次はスタジオで」堅い握手で別れました。
半年後か一年後か、また音楽を始めたいと思っています。ゆっくりとしたペースで。そして今度はできれば一生涯続けたいと思います。この十年ほどは「趣味は仕事です」と恥ずかしげもなく公言していました。事実、その言葉通りの生き方をしていました。そしてたくさんの仲間と出会い、幸せな毎日を過ごしています。ビジネスは私の人生にとって本当にたいせつなものです。できれば生涯現役でビジネスの世界の中にいたいとさえ思っています。そしてその時に、ゆっくりと続けてきた音楽もそこにあればどんなに幸せでしょうか。
本当に本当のことを言えば十数年前、音楽を手放したあの日、夢を失い深い闇の中にいるような気分でした。でも今は抱えきれないほどのたくさんの「夢」があります。それは仲間たちやクライアントの皆さまと共有しているとてもとても大きな夢です。
感謝。
出会った方々、すべてに心から感謝しなくてはなりません。本当にありがとうございます。ひとつづつ一緒に夢を叶えていきましょう。本当にありがとうございました。