繁盛する金魚すくい

2008/06/09 16:34:21

繁盛する金魚すくい

2008/06/09 16:34:21

 

ごぶさたしております。最終更新日は5月18日でした。ずいぶんとひさしぶりの更新になります。あいかわらず日本中を駆け回っています。

 

5月18日の週はめずらしく横浜と東京で仕事をしていました。よくブログをご覧いただいている方から「全国を飛び回ってたいへんですね」と言われますが、実は地方出張は、食事や環境等でリフレッシュできる機会も多く、それほど苦ではありません。しかし、創作の仕事がたまり、しかも思うようにアイディアが降りて来てくれないとき、そしてそれが連日深夜に及んでいる時は辛いものがありますね。いくら机の前で唸っていても絶対にいいアイディアは生まれません。私はまだ完全にアイディアの扉を開く鍵をもっていませんが、最近はどのような状態になればアイディアは降りてきやすいかがわかってきました。

 

私はとにかく歩くことで問題解決に至るアイディアをえやすいようです。ということで今日も雨の中、歩いて歩いて歩き回っています。

 

5月26日の週は2日間の泊り込みでクライアントのブランディングとプロモーション計画を作成しました。その後、そのまま三重県に移動。その日は力尽き名古屋のホテルに宿泊しました。土曜日は日本ユニーク・セリング・プロポジション研究会のプレ・ミーティングを行いました。

 

6月2日の週は東京のクライアントとミーティング。その後、食事をしながらお酒をいただきました。ところが話がはずみ日付は翌日に。既に電車はなく、タクシーで横浜まで帰ることも考えましたが、翌朝も東京でアポイントがあることを思い出し、ホテルにチェックイン。ゆっくりとシャワーをあびて、ゆっくりと寝て、ゆっくりと朝食をいただきました。息継ぎも大切ですね。2日の週はその後、宮城県を訪問して終わりました。6月7日・8日はひさしぶりに休暇をとりました。私の自宅は横浜駅近隣の旧東海道ぞいにあります。いわゆる東海道五十三次の東海道です。そこに浅間神社があり、その祭りが7日・8日に行われました。この浅間大祭はとても規模が大きく、夜店は旧東海道にまっすぐ500mも並びます。そこでマーケッターとして興味があるのは集客です。すぐ真裏で夜店が開かれていますので、何度も訪問することになります。どのような店が繁盛して、どのような店が繁盛していないのか?

 

観察しているとどうも立地的な要素は少ないようです。また、商品も時間帯によって差は生じるものの、どの商品が売れて、どの商品が売れないということはなさそうです。でも現実は繁盛していそうな店とそうではない店は顕著です。特に同じ商品、例えば金魚すくいなら金魚すくいのお店同士で比べれば一目瞭然です。ではその秘密は?答えは簡単です。エモーショナルに訴える仕掛けのある店は、どの店も繁盛しています。例えば金魚すくい。繁盛していた2軒はそれぞれアプローチが違いますが、どちらも「良さそう」なのです。1軒目はまるで昭和時代の金魚すくいのようでした。暖簾には、「むかしなつかしい金魚すくい」と、これまたなんとなく郷愁をさそうフォント(?)で書かれていました。

 

もう1軒はとても近代的でした。水槽は透明で立体的に金魚が元気に泳ぐ様子を見せるための水槽もありました。魚が本当にイキイキして見えます。さて残念ながらあまりお客さんに恵まれていなかったお店は・・・

 

死んだ金魚が浮かび、その前でおにいさんがずっと携帯でメールしている。泳いでいる金魚は同じのはずですが、結果はこんなにも違います。そして繁盛店のお店の人のもうひとつの特徴は楽しそうであること。単にお客に愛想がいいのではなく、仕事そのものを楽しそうにしているのです。どうやら楽しそうに仕事をしている人に人は集まるようですね。

 

勉強になりました。