セミナー参加とマーケティング・ゲーム

2008/03/29 13:14:11

  昨日はひさしぶりに講師としてではなく、受講者のひとりとしてセミナーに参加してきました。テレビを利用した広報戦略に関するセミナーでした。きわめて実践的なセミナーで、公演中にいくつかのアイディアもまとめることができました。とても有意義な時間を過ごすことができました。

  また、講演会終了後は主催者、講師そして参加者の方々との交流会もあり、たくさんの方々とお話することができました。さすがにテレビを利用したPRをしようと考えている方だけあって、お話させていただいた方はとてもアグレッシブで、さらに他にはない強みと魅力を持たれている方ばかりで、リラックスして参加していましたが、思わぬ刺激を受ける結果となりました。ひさしぶりに充電しているぞ!と実感できた午後でした。

 

  交流会を少し早めに失礼して別の場所でひと仕事。その後、横浜に帰る駅のホームでR25というフリーペーパーを読んでいると、興味深い記事を発見。モノポリーというボードゲームで経済の仕組みが学べるとのこと。

 

  モノポリーの世界チャンピオンの岡田豊さんにR25の記者が挑戦。但し、記者サイドには、凄腕のフィナンシャルプランナー北野琴奈さんがサポートに。結果はなんと記者&北野さんの勝利。このゲームは現実の投資ノウハウが勝利に反映するのか!?

 

   学研からは「学研のこどもMBA 」というボードゲームも発売されているようです。すごいですね。購入してみようかな・・・なんて思いました。

 

http://www.gakkentoys.com/mba/

 

Mba_img30

 

  この記事に触発され、横浜に帰る東海道線の乗車約30分間で、マーケティングのボードゲームのようなものを考案してみました。

 

   概要はこんな感じです。

 

    ゲームは2名~4名で行います。配布された手持ちの資金で「製品戦略」「販売促進戦略」「価格戦略」「市場調査」などに投資しながら「シェア」を獲得していく単純なゲームです。獲得した「シェア」からは「プロフィット(利益)」が得られ、その利益を戦略に再投資しながらゲームを進めていきます。決められた回数(=年数)の終了時の「シェア」又は獲得した「プロフィット(利益)」で勝敗を決めます。

 

   他のプレイヤー(競合他社)の製品力などを奪うこともでき、市場での自社のポジショニングを有利に展開することで、結果として他のプレイヤーのシェアを奪います。

 

  ゲームをナビゲーションするのは100枚の指示カード。プレイヤーは自分の順番が来るたびに手持ちの資金で何に投資するのか、どのプレイヤー(競合他社)の何を攻撃するか、価格戦略を実行するか否かなどを決定し、最後にこの指示カードを引きます。

 

  指示カードには実際のマーケティングの現場で起こりえるさまざまな事象が書かれています。必要な投資を怠れば他のプレイヤー(競合他社)にシェアを奪われる結果となります。また、投資をしたからといって必ずそれがシェア獲得には結びつきませんし、クレームなどの想定外の事態も発生します。

 

  また、この指示カードにはマーケティングの戦略セオリーが書かれており、ゲームをしながらマーケティングの基礎を学ぶことができます。

 

  今回、考案したものは使用できる戦略を「製品戦略」「プロモーション戦略」「価格戦略」「調査」に絞って単純化していますが、こうしてゲームを考案してみることで、改めてマーケティングには、たくさんの戦略があることに気付かされます。

  このゲームで勝つコツは、あたりまえのことをあたりまえに実行すること。そして狙いは何があたりまえのことなのかを学んでいただくことです。

 

  他のプレイヤーを攻撃し、製品力やシェアを奪えることからゲームとしても盛り上がるのではないでしょうか?

  短い時間でしたがひさしぶりに仕事以外のことに熱中しました。いつになるかわかりませんが、完成しましたらここで公開したいと思います。こんなことに、これ以上熱中しているとクライアントの皆さまに怒られますので、期待しないで待っていてください(笑)

 

追伸

 

体調は先週の水曜日前後からすっかりよくなりました。ご迷惑をお掛け致しました。

4月度から新体制となります。ご予約をいただいていた企業様に加え、新たにマーケティング・サポートのクライアントを募集させていただきます。弊社は上場企業から社員数1名の会社までサポートの実績があります。詳細は別途、ご案内申し上げます。