私のクライアントの70%は成果を生みだしています。
その中の20%は非常に大きな成果を生みだしました。残りの80%のクライアントは着実ですが成果を出されています。
まだ成果を出せていないクライアントが30%います。そもそも成果が出るまでに時間が掛かることが想定されているケースでした。しかしベクトルは成功に向かっていることを共通認識しています。
「森本さんがプロジェクトに参加されるようになってからさまざまなことが変わってきました」
そんな言葉を掛けていただくことも多くありますが、実際には私の力はきわめて微力です。多くのプロジェクトを経験して、私の大きな役割に気づきました。それは0を1にすること。しかし、その役割すらも私の力はだけでは達成できません。0を1にしたいと願う同志が、クライアントの中にいなくては0を1にすることはできません。
少なくとも依頼人に0を1にしたいと心から強く願う気持ちがあれば、私はプロジェクトがいくらアウェイな状況でも仕事を引き受けてきました。
先週、新規のお仕事をお断りしました。その方は一般論としてコンサルタントがいかにインチキ臭いかを一生懸命にお話になりました。私はコンサルタントを代表している訳ではありませんから、そのお話に特別の感情は抱きませんでしたが、結論はこうでした。
「コンサルタントの言うことはインチキばかりです、いろんなことを言う人がいますが、実は私は結局、何をやっても無駄だと思っています。でも森本さんの理論は、これまで見聞きしたものと少しちがって実践的だと思いました。でも本当にうまくいくとは正直に言えばまだ信じていません。ぜひまずはお手並み拝見ということで、トライアルをお願いしたいのですが・・・」
私はこうお答えしました。
「残念ながら今回のお話をお受けすることはできません。お受けしたとしても成果を出すことはおそらくできません。まずは自分が心から信じられるものを見つけてください。それは自分自身でもかまわないんですよ。まずは自分が信じられるものに掛けて、小さな行動を自分の責任で起こしてください。きっと誰に頼らなくても成果を出すことができると思います」
不満そうなお顔でした。
本当に伝えたいことは・・・・いつもうまく伝えられません。